クチコミで評判の外貨預金ワンポイントアドバイス

ソ連が崩壊した年、一九九一年八月十九日に起きたソ連のクーデターのときはどうでしょうか。これは改革を進める当時のゴルバチョフ大統領が、保守派に保養先で幽閉され、結局は未遂に終わったという事件です。それまでの為替相場は、ドル高に動いていました。しかしこのニュースが昼に東京に伝わると、やはり「有事のドル買い」となって、ドル高になりました。しかしこのときは、イラク侵攻時とは違って、ドイツ・マルクが売られました。

外貨預金のじぶん銀行公式ウェブサイト
http://www.jibunbank.co.jp/pc/guidance/service/foreign_deposit/

ソ連の政変が、陸続きであるドイツに影響を与えるのではないかという連想が働いたのです。円も、米ドルが買われたのにつられて売られ、「円安・ドル高」に動きました。しかし翌日の二〇日には、欧州各国の中央銀行と日銀が、米ドル売り、ドイツ・マルク買いの協調介入を行いました。その結果、米ドルの高騰は一日だけで終わり、また米ドル安へと反転したのです。事件そのものも二十一日には失敗に終わったので、二十二日の為替市場は、なかなか景気が回復しないアメリカの金利引上げ動向に関心を移しました。こうして米ドルは、事件前の相場に戻ることになります。このように、戦争などの不測の事態の発生は、為替相場を大きく動かします。不測の事態は、戦争ばかりではありません。地震や噴火などの自然災害や、要人の死亡、株価の暴落など、さまざまなものがあり、どれも、為替相場を動かす原因になります。しかし、イラクのクウェート侵攻とソ連のクーデターでは確かに「ドル買い」が行われましたが、ドル高はいたって短い期間だったことに注意してください。為替市場の関心は、一つのところに、いつまでもとどまってはいないのです。特に、東西冷戦が終結した今日では、有事だけを理由に米ドルを買い続けることはむずかしいといえるでしょう。有事による米ドルの高騰に乗じて外貨預金を運用する場合は、慎重な判断が必要です。

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